糖分と脂分の組み合わせは特に警戒すべきでは

主食・糖分抜きダイエットと食の洋風化

私は、ダイエット目的で主食を抜くとの考え方には、かなり懐疑的です。

 

 

特に「ご飯(白米)を食べない」との主張には、「やってもいいけど、ちょっと違うんじゃないかなぁ」と感じます。

 

 

その理由は、次の二つです。

 

・主食を抜くと間食が増え気味になる
・ひと昔前の人は主食(ご飯)をたくさん食べても生活習慣病は少なかった

 

 

まず主食を抜くと、身体が糖分の不足を補おうとして甘いものを食べたくなりませんか?

 

私も主食抜きダイエットらしきものをやったことがありますけど、意志の弱い私はちょくちょく間食してました。

 

 

「主食を食べなかったから少しくらい間食してもいいだろ」

 

 

なんて考えたりして。

 

 

いま思えばその間食は、食べなかった主食よりも間違いなくカロリーが高かったです。

 

これなら主食とおかずをちゃんと食べたほうが、栄養バランス的にも優れていました。意志が強い人は問題ないのかもしれませんが。

 

 

二つ目の理由に関して、以前読んだ本にこんなくだりがありました。

 

「ダイエットのコツは、複合炭水化物である玄米やご飯をたくさん食べて、おかずの量を少なくすることです。

 

その根拠は、45年ほど前の『日の丸弁当時代』はご飯が主食で、おかずはほんの少しだけだったことです。

 

男女とも毎食茶碗に2〜3膳のご飯を食べていましたが、今のような肥満の人はほとんどいませんでした。

 

大事なのは『食べない』ことではなくて、『食べても太りにくい食事法』を理解し、食べてよいものを自分で選択できるようになることです。」

 

(「55歳からはお尻を鍛えれば長生きできる」竹内正典著 77ページより引用)

 

「ご飯をたくさん食べる」とは、昨今の流行と真逆の考え方ですよね。

 

この本の初版は2011年3月です。それほど昔の本ではありません。

 

 

「白米はGI値が高い。血糖値を上げやすいじゃないか!」と言われそうですが、おかずと一緒に食べるとGI値はあまり関係なくなります。

 

葉物野菜や海藻を最初に食べればGI値対策は万全です。

 

私としては、おすすめの主食は

 

 

白米&時々玄米

 

 

です。
つまり昔ながらの米飯食です。これなら自然とカロリーが抑えられるのです。

 

 

パンやパスタなど洋風の主食でも良いのですが、こちらはちょっと注意が必要です。

 

洋風の主食は、糖分や脂肪分と結びつきやすいからです。

 

 

・パンにはジャムやバター
・パスタには脂肪分
・ハンバーガーはじめファストフードには甘い飲み物

 

 

がつきものです。

 

ご飯を甘いものや脂肪分と合わせて食べることはないですよね。

 

つまり洋風の主食は、米飯食よりも余計なカロリーが付属しやすいのです。

 

 

糖分と脂肪分に関連して、別の本からもうひとつ引用致します。

 

「人間は腹七分目と思っていても、もう一口、もう二口となる。

 

わかりやすい例で言うと、いくら甘くても、焼き芋を何個も食べ過ぎる人なんていない。
せいぜい2、3個でしょう。

 

 

でも、砂糖で固めたイモ羊羹なら食べられる。

 

 

砂糖と脂でつくったスイートポテトになったらもっと食べ過ぎる。さつまいものスナックにしたらもっともっと食べる。

 

だんだんと調味料を増やすことによって過剰に食べられるようになるんです。

 

 

ケーキバイキングはあるけれど、和菓子の食べ放題は見かけないですよね。

 

 

大福、羊羹の食べ放題をやっても、そうそうお客さんは入らない。でもケーキの食べ放題はいつもいっぱいです。

 

(中略)

 

人間は飢餓の歴史が長い。高カロリーなものが好きなんですよ。

 

(中略)

 

じゃあ何が高カロリーなの?って思うと、脂ののったものと甘いもの」

 

100歳まで健康でいたければこれを食べるのをやめなさい」白澤卓二 幕内秀夫 著 50〜51ページから引用)

 

ケーキの食べ放題はあっても、和菓子の食べ放題は無いとは、「なるほど」と思えませんか?

 

「つい食べてしまう、クセ(習慣)になってしまう」食品は、この

 

 

炭水化物+脂肪分

 

 

の組み合わせが多いんですよ。
いくらでも食べられてしまいます。

 

食事の後に「別腹」で食べたり、つい間食してしまうスイーツ・袋菓子は、この組み合わせではないでしょうか。

 

 

私は以前、ショートケーキ食べ放題バイキングの会場でバイトをしたことがあります。

 

 

私の場合、ショートケーキはどんなに食べても2つが限界なのですが、好きな人はホントにいくらでも食べるんですよ!

 

最多で11個食べた人がいました・・・(茫然)。

 

 

ついつい間食してしまう、あるいは惰性で食べてしまうものはありませんか?

 

 

それは往々にして、糖分(炭水化物)と脂肪分を組み合わせた「洋風」の食べ物ではないでしょうか?

 

洋風の食は要注意です。

 

 

 

現代日本の食において、糖分が過剰摂取気味だとは私も感じます。

 

でも主食を抜こうと考えるよりも、まずは間食などによる余計な糖分をカットするべきではないでしょうか。

 

 

糖分+脂肪分の間食はついつい口にしてしまいがちで、かつ食べ過ぎてしまいます。

 

主食をしっかり食べれば、間食は意外としないものです。

 

 

そして米飯食を主食にすれば、余計なカロリーはとりにくくなります。

 

洋風の主食を食べるなら、糖分や脂肪分もセットで摂っていないかチェックして下さい。

 

 

あと最後になりましたが、

 

糖分を含んだ飲み物

 

にもご注意ください。

 

 

以前私のHPで以前お知らせしたように、清涼飲料水などを飲むと、大量の糖分を短時間に摂取してしまいます。

太ってみてわかった、市販飲料に含まれる糖分

 

当然血糖値は急上昇しますし、何より怖いのは、大量の糖分を摂取しているという自覚が飲んでいる本人に薄いことです。

 

 

 

 

※このサイトは作成ソフトSIRIUS(上位版)で作りました!^^

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