意外と多い コショウの健康効果
いわゆる「塩こしょう」のコショウであり、肉料理に使われるのはもちろん、パスタのカルボナーラやラーメンには必須のアクセントになっています。
カレーにも使われますね。
私が最も好きなスパイスのひとつでもあります。
先日ふと「健康効果はあるのかな?」と思い立ち、調べてみました。
「この黒い色はもしかしたら抗酸化物質?」などと予想しつつネットでリサーチしてみたら、ちょっと意外なことが判明しました。
こんな作用を持つ食材はこれまでほとんど紹介していません。頭に入れておく価値はありますよ!
お約束の(?)美容効果も期待できます。
黒コショウの意外な作用
今回参考にしたのはこちらのまとめサイトです。
黒胡椒(ブラックペッパー、黒こしょう)アロマ精油は健康&美容に良い?
http://matome.naver.jp/odai/2140522221646350401
数ある効果の中で、最も興味深かったのは
黒コショウに含まれる辛味成分「ピペリン」が持つ、同時に摂取した成分の吸収率を上げる作用
です。
黒コショウはビタミンやミネラル、アミノ酸といった栄養素の吸収率を上げ、効果をより多く引きだしてくれるのです。
ピペリンはターメリックのクルクミン効果を20倍も高めることが分かっています。
黒コショウとターメリックを合わせて摂取すると、癌の炎症や感染症に対し、クルクミンの効能が20倍もアップし、生物学的有用性が向上するのです。
こちらをどうぞ。
黒コショウに含まれる成分、ピペリンはターメリック〔熱帯ウコン〕のクルクミン効果を20倍高める。
http://kamese.co.jp/curucumin_piperine.html
ピベリンを主成分とした、バイオペリンという商品名のサプリメントがアメリカで販売されています。
このバイオペリンと同時に摂取したビタミンB6は、吸収率が60%も上がります。
さらに、この性質を利用した「黒コショウ入り牛乳」なるものもあります。
牛乳に黒コショウを混ぜて飲み、カルシウムの吸収率アップを図るわけですね。
カルシウムは肌の細胞同士を接着させる効果があり、肌の保水力を高めてくれます。
黒コショウ小さじ二分の一を入れた牛乳200mlを食間に一日三杯、10日間飲んだところ、被験者の肌の保水率が上がったそうです。
「黒コショウ入り牛乳」で肌の保水力がアップする?
http://www.seraphy.co.jp/2007/172-2007-1-87.html
牛乳に黒コショウと聞くと、やや違和感がありますが、実際に飲んでみるとなかなかイケます。
・・・というか美味しい!
ミルク系のパスタであるカルボナーラにも、黒コショウはつきものですよね。あれが問題なければ、美味しく飲めますよ。
一度お試しあれ。
薬だった黒コショウ 様々な効果
本来黒コショウは、インドや中国では4000年以上も前から泌尿器疾患や肝臓病の治療に使われてきました。
いわば「薬」として使用されてきたのです。
中世ヨーロッパでは強力な殺菌・消毒作用を活かして食料の長期保存に使われていました。
冒頭で紹介したまとめサイトに挙げてある、黒コショウのその他の作用をひたすら羅列してみます。
■血流量を増大させる作用
■鎮痛・鎮痙作用
■健胃作用と唾液の分泌促進(食欲不振、嘔吐、消化不良対策に)
■腸の蠕動運動促進(鼓腸、便秘対策に)
■体液循環を刺激
■毒素の排出を促す(セルライトや肥満対策に)
■新しい血液細胞の形成を促進(貧血症対策に)
■利尿作用
■加温作用と殺菌消毒作用
(インフルエンザ、悪寒、痰、カタル、咽頭炎などの感染症対策に)
■身体の強壮
■強心作用
■解熱
私の場合、ブラックペッパーというと「コショウ」、つまり香辛料のイメージしかありません。
しかし、アロマの世界ではブラックペッパーの精油なるものがあるんですね。
上のまとめサイトには、こんな効果が挙げられています。
「ブラックペッパーはコショウ独特の刺激的な香りが心と身体を温めて、全身の活力を高めてくれる精油です。
血行をよくして筋肉のコリをとり、スポーツの後の筋肉痛をやわらげるほか、消化機能を整えて代謝機能をアップするため、肥満を解消してくれるともいわれています」
ブラックペッパーの香りは、私が持っているいわゆる「アロマ」のイメージとはちょっと違うのですが、アロマの関心のある方は試してみてはいかがでしょうか。
ブラックペッパーは、粉タイプのものが広く使われていますが、私としては、やはりホール(挽いてない粒)を、使う直前に挽くのがおすすめです。
香りの立ち方が全然違います。
挽くといっても大げさなものではなく、簡易ミルとセットになっているエスビー食品さんの製品がスーパーなどで販売されていますよね?
最近はそれでガリガリ挽いて、何でもかんでもブラックペッパーをかけています。手間はかからず風味もアップして、かなりいい感じです。
香辛料に抵抗がないなら、上の健康作用を意識しつつ、食卓に常備しておくのもよいのではないでしょうか。
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