玄米の効果「油もの」が欲しくなくなる
なので、そうそう新しいネタは無いだろうな、と思っていたら、先日読んだ健康雑誌「壮快」に、知らない内容が記事になっていました。
以下に記事のポイントをまとめます。
やっぱり玄米っていいなぁ、と再確認しております。
(この記事は雑誌「壮快」2017年3月号24〜33ページを参考にしています)
玄米には嗜好を変える効果が
「脂っこいものが好き」という方は多いのではないでしょうか?
カロリーが高いので食べすぎは良くないとわかっていても、ついつい食べてしまうもの。(私もそうです・・・)
これは薬物依存と似た側面があるそうで、「わかっているけどやめられない」のは、脳がそのように機能しているためで、意思で制御するのはなかなか難しいのです。
しかし玄米には、この「動物性脂肪への欲求」を抑える働きがあるそうです。
琉球大学大学院の益崎裕章教授の研究によると、玄米に含まれるガンマ・オリザノールという成分が、脳の視床下部に作用して動物性脂肪への依存性を緩和してくれるのです。
視床下部は内臓や血管の働きを調整する自律神経の中枢で、食欲や性欲など本能も司っている部位です。
これまでも、玄米食を習慣にすると嗜好が変わり、魚や野菜、豆、海藻を好むようになることは知られていました。それを科学的に裏付けたのが、この研究結果なのです。
糖尿病の改善にも効果的
糖尿病は、すい臓のベータ細胞が減少し、インスリンを分泌できなくなる病気です。
益崎教授はマウスを使って、次のような実験を行いました。
1 高脂肪食のみを与える
2 高脂肪食にガンマオリザノールを加えて与える
その結果、1のマウスはすい臓のベータ細胞が破壊されましたが、2のマウスでは、ベータ細胞の減少が食い止められました。
さらに、ベータ細胞を破壊したマウスにガンマオリザノールを投与したところ、ベータ細胞が回復したのです。
マウスでの実験結果ですが、これは糖尿病を予防してくれる可能性も期待できるのではないでしょうか。
ガンマオリザノールは、玄米のヌカ部分に多く含まれますが、精米後は大部分が失われてしまいます。
つまり、白米では以上の効果は期待できないのです。
玄米の成分と作用
ここで、玄米に含まれる有効成分と作用をまとめておきます。
■ガンマオリザノール
以上の作用に加え、自律神経の調節、シミ、シワの予防。
■アラビノキシラン
NK細胞(がん細胞やウイルス感染細胞などを攻撃する細胞)の活性化。抗酸化作用。
■イノシトール
肝機能、高脂血症の改善。動脈硬化の予防。
■フィチン酸
抗酸化作用、抗がん作用。老化遅延効果。排毒、排泄作用。
■GABA(ガンマアミノ酪酸)
精神安定作用。血圧安定作用。
■フェルラ酸
認知症予防。
玄米の良さをこれだけ連打すると
三食玄米にすれば最強なのでは?
とも考えられますが、「壮快」の記事を読んでみると、玄米食を実践している複数の医師は
「朝食だけ玄米でOK」
「昼食だけ玄米弁当」
「三食のうち一食を玄米でよい」
「三食のうち二食が玄米菜食」
と主張されています。
つまり一日1〜2食を玄米にすればOKであり、「三食とも玄米で!」という方は意外と少ないのです。
(余談ですが玄米って、「夜食べる」っていう話はあまり聞きませんよね?)
私も基本的に玄米は朝食だけですが、良い効果を感じています。今回お知らせした件で、玄米食を習慣にする理由がまた増えました。
まだ未経験の方は、試しに始めてみてはいかがでしょうか?
ネットで玄米を購入するならこちらもご覧ください。
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