四姉妹は口げんかで血流促進?ぎんさんの教えと歯の手入れ
美根代さんによると
「頭がカーッとなって血の巡りが良くなるだかね(笑)」
口げんかで血流を促進するとは、さすが(?)ご長寿さん。
ただものではありません。
108歳で亡くなったぎんさんには自分の歯が5本残っていたそうです。
ぎんさんは
「気力でにゃあ、この前歯の5本だけは何としても残さんといかん」
が口癖で、残った歯を毎朝粗塩で磨き、タオルで一本一本丁寧に拭いていました。
亡くなる2年ほど前に1本失いましたが、4本は最期まで残っていました。
「気力」はぎんさんがよく口にしていた言葉で、その教えは四姉妹にも受け継がれています。
ひとり暮らしの百合子さんには、理由もなく気分が沈んだ時に行う儀式があります。
右手首に太めの輪ゴムをはめ、逆の手で引っ張り、パチンパチンとはじくのです。
「人間、気力だぁ。こんなことで落ち込んでなるきゃあ」と掛け声をかけてパチンとやると、不思議と元気が出てくるのだとか。
また、ぎんさんはよくこう言っていたそうです。
「『昔は良かった』は感心できん。それは、いまが面白くないからだが」
百合子さんによると、昔は良かったと振り返るのはいいが、もう一言付け加えて
「いまも、まんざら悪くはない、そう考えなさい」
という教えです。
四姉妹はぎんさんから「辛抱と根気」を厳しく叩きこまれたそうですが、この四人が元気で長生きなのは、そうした耐え忍ぶ力よりも
「過ぎたことにくよくよしない」
「よくしゃべり、よく笑う。『笑う門には福来る』」
「前を向いて、自分を信じて歩く」
という、「明るさ・ポジティブさ」に起因するように感じます。
四人とも「100歳からが老後だかね」と言い合っているそうで。
過ぎたことをクヨクヨ悩まず、人と話しておおいに笑う。
よく言われることですが、実は意外とできていない健康法ではないでしょうか。
雑誌「からだにいいこと 2013年 03月号」 108〜111ページを参考にしました。
※ご長寿四姉妹の件と強引に(?)関連させて、少し追記をどうぞ。
「ロングブレス」など、ダイエットの手段としても脚光を浴びている呼吸は、精神面にも大きな影響を与えます。
緊張する場面でリラックスしたい時や「瞑想」では、吐く息が重視されるのはすでに常識です。
精神的にストレスを受けていると呼吸が浅くなり、吐く息が少なくなると言われています。
東京医科歯科大学助教授、東京芸術大学教授を歴任した三木成夫(しげお)氏によると、管楽器を演奏する学生や、声楽を専攻する学生には、メンタル面の病気が少ないのだそうです。
管楽器と声楽では、息を長く吐くという共通点があります。
それが精神の安定につながっていると考えられるのです。
一方で、絵画や彫刻など、根を詰める作業が必要な学生には、精神的悩みを抱えているケースが多いのだとか。
上の記事で紹介した、ご長寿四姉妹のモットー「しゃべって笑おう」も息を吐く行為ですよね。
呼吸は生命維持の根本にかかわる、最も重要な生理活動です。
それだけに、肉体・精神両面に与える影響は極めて大きいと言えるのではないでしょうか。
普段は無意識に行っている呼吸ですが、時には意識して「良い呼吸」を行えば、健康維持の助けになってくれるのは間違いありません。
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