ご長寿さん三人の生活習慣 食事やカゼをひいた時
週刊文春2015年8月6日号に、「素晴らしき100歳7人の”超わがまま”養生訓」という特集がありました。
その中から、健康面に関する部分を抜粋して紹介します。
(ご長寿さんのご年齢は記事掲載時のものです)
■政治家・奥野誠亮(せいすけ)さん102歳
保守政治家の最長老、奥野さんは文相や法相を歴任し、03年に引退するまで衆院議員を40年間続けました。
奥野さんの食事に対する考え方です。
朝食が一番大事だと思っています。私の朝食は、パン一切れにバターやマーマレードを塗る。
お湯を通した野菜も必ず食べて、ときには生卵を食べることも。牛乳を飲んで、ヤクルトも毎日一本飲む。
朝ごはんは栄養を摂りすぎるくらいのほうがいいと思うな。
健康法はゴルフと麻雀で、すきな言葉は「一怒一老 一笑一若」です。
ひとつ怒ればひとつ年をとり、ひとつ笑えばひとつ若くなるという意味です。
私も年はとったけど健康なんだな。これからもボケないで、人のお役に立っていたい。
■眼科医・菱川すみれさん108歳
菱川さんは101歳まで現役の眼科医として活躍していました。
いつも朝10時頃に起きて、朝ごはんとも昼ごはんともつかないものを食べています。
お風呂もトイレも着替えも、自分でやるようにしていますね。
日記というほどではないけど、毎日のことはずっと記録しています。習慣になっているので、つけないと気になるんです。
同居している次男の奥さん、佐知子さんによると、菱川さんの食事には特徴があるようです。
おばあちゃんの朝の定番メニューは、ウニをご飯の上にのせて、味海苔、梅干し、昆布、煮豆ものせる。
明太子、タラコ、ゆで卵も大好き。普通のお年寄りは食べちゃいけないものばかりなんですよ(笑)。
夜はずっと北海道から取り寄せたイクラでしたが、コレステロールが上がってしまって、毎食はやめました。
災害などが起きたら治療できるよう、医師免許は保持しています。
■洋画家・豊田三郎さん106歳
体力作りのため、独自の体操を続けています。
60歳までは体が弱くてね。
絵を続けたかったから、ラジオ体操を参考にして独自の健康体操を編み出しました。
毎朝30分かけて20セット、1日も休んだことはありません。
風邪をひいたときは、寝る前に首周りのリンパ節を赤くなるほどこすります。そうすると朝になれば治っている。
風邪をひいた時にリンパ節をこするのは、試してみる価値がありそうですね。
このコンテンツは週刊文春 2015年 8/6 号140〜143ページを参考にしました。
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